フウラン(風蘭) ラン科フウラン属
 絶滅危惧Ⅱ類
  
 2014年7月13日 神奈川県
・和名の由来
漢名の風蘭を音読みしたことに由来する。風通しの良い所に生えるとか、風に運ばれて着生するとか、その芳香が風に運ばれ虫を誘うとか、風に縁のあるランである。


・花の特徴等
常緑の着生ランで針葉樹、常緑広葉樹、落葉樹を問わず着生する。花は白色で下垂する細くて長い距が目立つ。萼片と側花弁は線状披針形で背萼片と側花弁は上方に反り返り、側萼片は斜め下方に垂れる。唇弁は浅く3裂する。
神社仏閣には大木が多いせいか、セッコク、カヤラン、ムギラン、ヨウラクラン等の着生ランをよく見かける。本種も神奈川県の市街地にあるお寺の銀杏の大木にマット状に着生していた。




    
 
2015年7月11日 神奈川県
銀杏の木にマット状に着生