ムカデラン(百足蘭) ラン科ムカデラン属  
絶滅危惧Ⅱ類
  
 2013年8月3日 三重県



2020年7月29日 佐賀県


2021年7月26日 佐賀県
・和名の由来
左右2列に並んだ多数の葉を百足の足に見立てたことに由来する。

・花の特徴等
日当たりの良い樹幹や岩上に着生する。茎は分枝しながら這って広がり、葉が2列互生する。花は萼片、側花弁が淡紅紫色、唇弁は白色、蕊柱が紅紫色と名前に似ず可愛らしい花をつける。
唇弁が3裂、中裂片が更に3裂すると図鑑に出ていたが、遠くて確認できなかった。分かったのは、唇弁の縁が立ち上がっていること、先が矢じり状になること。それに花が全て正面を向いていたので距も確認できなかった。
三重県の寺院に天然記念物のムカデランがあると聞いて遠出した。ムカデランは池の対岸の石垣に着生していたが、花が小さく、肉眼では見つけることが出来ず、コンデジのズームを双眼鏡代わりにしてやっと見つけた。



柿木の幹や枝一面をムカデランが覆っていが、左の画像は目線に咲いていたもの。茎が葉鞘に覆われ、葉の中央が窪んでいること。唇弁は基部の両縁が直立し、黄色の着色があること、その先で広がってから三角状になり先端が垂れ下がること、距が太く短く、先端が窪んでいることが分かった。