アワムヨウラン(阿波無葉蘭) ラン科ムヨウラン属   
絶滅危惧ⅠA類
                                                                  

2017年7月5日 鹿児島県


茎に突起があるのが特徴。
・和名の由来
徳島(阿波)で最初に発見され、葉がないことに由来する。

・花の特徴等
常緑広葉樹林の林床に生える菌従属栄養植物。
茎は分枝し黒色で硬く突起がある。萼片と側花弁は淡黄味を帯びで半開、唇弁は白色で3裂し細長く先端に白毛が密生、蕊柱は太くて唇弁の幅一杯に横たわっているように見え、先端がわずかに淡紅色を帯びる。
ムヨウラン属は蕾の段階で同定するのは難しいが、アワムヨウランは茎に上記のような特徴があるので判別が容易である。
花期は長いが、1日花なので開いている花に出会うのは難しい。、訪れた自生地には20株位が生えていたが、花は2輪しか開いていなかった。