ナンバンカゴメラン(南蛮籠目蘭) ラン科ナンバンカゴメラン属
                          絶滅危惧ⅠA類

 2017年7月19日 沖縄県



       茎が匍匐し先が立ち上がる  


2022年7月14日沖縄県(上記画像とは別の場所で)


同・角度を変えて
             
・和名の由来
外来の植物と思われ、葉に籠目模様があることに由来する。レッドリストでは、ナンバンカモメランとなっているが、ナンバンカゴメランの方が一般的。

・花の特徴等
葉は卵形で数枚つき、上面に銀白色の籠目模様が入り、美しい。茎頂に総状花序を出し多数の花をつけ、下から咲き上がっていくので花期は長い。花は通常のランと違って背萼片が下、唇弁が上に位置し、萼片、側花弁は緑色でその先端は淡黄色を帯びる。唇弁は白色、基部が袋状
で、舷部が横に捻じれ3裂し、中裂片が反り返る。このため、花がラン科の特徴である左右対称にならない。
以前あった自生地が倒木に埋まり絶えてしまったので、もう花を見ることは諦めていたが、新たな自生地が見つかり、花の時期に案内して貰った。案内人に感謝、感謝。 

 

 
唇弁の舷部は横に捻じれ3裂し、中裂片が反り返る。。


葉だけでも十分美しい。