ジョウロウラン(上臈蘭)  ラン科ジョウロウラン属 
絶滅危惧ⅠA類
                                                       

2016年7月30日 沖縄県
・和名の由来
上臈とは江戸幕府大奥の高級女官のこと、
上流婦人貴婦人の意味もある。この花の雰囲気から命名したものと思われる。

・花の特徴等  
葉は卵形で2枚つき、茎を抱くというより貫いているように見える。花の色は白~淡赤紫色で背萼片と側花弁は寄り添い赤紫色の縦条がある。側萼片は下方に位置し基部が合着している。唇弁は3裂する。
汗だくになりながら、道なき道を藪を掻き分けながら登り、やっと、自生地と思われる場所にたどり着いたが、ツルラン、バイケイラン、ジャコウキヌランはあるものの肝心のジョウロウランが見つからない。2時間近く探して諦めかけた頃、やっと見つかった。
花は終盤だったが、その名の通りの高貴な姿にしばし、見入ってしまった。運よく花に詳しい地元の人と知り合いになり、案内してもらえて超ラッキーだった 。