サワトラノオ(沢虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属
  絶滅危惧ⅠB類
 
 2017年5月14日 浮島ヶ原自然公園(静岡県富士市)
・和名の由来
湿地に生え、花穂を虎の尾に見立てたことに由来する。本種は花穂が垂れるオカトラノオやノジトラノオと違って直立するので虎の尾らしくないが、同じ仲間なのでトラノオの名がついたものと思われる。

・花の特徴等
茎に稜があり、互生する葉は広線形で縁が波打ち、5裂する花冠の裂片の先が丸く、花柱が蕾の時から突出しているのが特徴。
自生地は少ないが、静岡県の浮島ヶ原自然公園では葦原の中に木道が設置され、葦に埋もれるように咲いている本種を見ることが出来る。土、日には守る会の人達が常駐していて、親切にも花の案内までしてもらえる。

蕾からも花柱が飛び出している。