トウサワトラノオ(唐沢虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属
 絶滅危惧Ⅰ類B
 
 2017年5月17日 下野市





 2017年5月17日 下野市
 
・和名の由来
中国に自生が多いのでトウ、湿地に生えるのでサワ、花穂を虎の尾に見立てトラノオとしたのがその名の由来。

・花の特徴等

休耕田や湿地など水分がある場所に群生する。茎先や枝先に総状花序を出し、白色の花を多数つける。サワトラノオによく似ているが、茎が赤みを帯びること、5裂する花冠の裂片の先が尖ること、葯が黄色であること、花柱が花冠から突出しないこと等が相違点。
下野市の自生地は休耕田に大群落、隣接する砂利道にも進出していた。地元で水量を調整するなど保護しているとは言え、これほど大群落する花が、愛知県とここの2か所しかないとは不思議な気がした。
  
 




2017年5月17日 下野市
休耕田一面に群生している。