オオミズトンボ(ラン科ミズトンボ属)
絶滅危惧Ⅰ類B
 
2018年8月4日 栃木県
・和名の由来
ミズトンボに似て花がより大きいことに由来する。ミズトンボは湿地に生え花形が蜻蛉に似ることに由来する。蕾を蜻蛉の眼に見立てたとの説もあるようだ。

・花の特徴等
日当たりの良い湿原に生える。茎下部に数枚の線形の葉をつけ、茎頂に総状花序を出す。花色は萼片、側花弁が純白色で側萼片は羽を広げたように水平に開出、側花弁は蕊柱を囲む。唇弁は淡緑色で3裂して十字形になり、側裂片は下垂する(中には水平になるものもあった)。距は唇弁より長く先が次第に太くなる。1対の黄褐色の花粉塊が良く目立つ。
それにしても十字形の唇弁は変わっている。唇弁はポリネーターを誘引するため花弁が進化したものらしいから十字形の唇弁にも何か意味がある筈であるが分からない。
日当たりの良い小さな湿原に足を踏み入れると、オオミズトンボが点々と生えていた。他にもサギソウ、サワシロギク、ヌマトラノオ等も咲いていて別天地の感がした。何時までも今の状態が保たれていてほしいもの。
花友達から自生地の情報提供を受けていたので、数年来探していたオオミズトンボと対面を果たすことが出来た。花友達に感謝。
 
オオミズトンボ
  
        ヒメミズトンボ
オオミズトンボの変種だけに母種によく似ている。一番の相違点はその名の通り小さいこと。距がやや短いことも相違点
   
           ミズトンボ
萼片、側花弁の形がオオミズトンボと違う。他にも花色が淡緑色であること、唇弁の側裂片が跳ね上がること、距が短く先端が膨らむこと等が相違点。