アサヒエビネ(旭海老根 ラン科エビネ属)
絶滅危惧Ⅱ類 

2019年9月10日 東京都
・和名の由来
自生地である父島・旭山に由来する。

・花の特徴等
小笠原諸島固有種で父島、兄島だけに生える。葉は大型で光沢があり、花茎が長い。花は側花弁と側萼片が上方に反転し、唇弁はT字状に3裂、中裂片が更に3裂するユニークな形をしている。花色は咲き始めは白色で咲き進むと淡黄色になる。
本種は乱獲や野山羊の被害により自生株は激減、トレッキングコース上にあるのは殆どが植栽品だそうである。時間を掛ければ自生株も見ることが出来るようであるが、今回は台風の影響で父島滞在が2日でそれも午前と午後のみ。短時間で行ける旭山の植栽品で我慢するしかなかった。