リシリソウ(利尻草 ユリ科リシリソウ属)
絶滅危惧ⅠA類 

2003年7月13日 礼文島・桃岩歩道
・和名の由来
利尻島で最初に発見されたことに由来する。

・花の特徴等
礼文島と利尻島に分布する。利尻の名前はつくが、日本固有ではなく東北アジアにも分布する。根元に集まってつくは葉は広線形で先が尖り、茎葉は少なく無いものもある。総状花序を出し淡黄白色の小さな花を十数個つける。花弁は6個あり下半分に薄緑色の腺体がある。雄しべも6個。
花が小さく地味な感じがするが、よく見ると薄緑色のハート形に似た腺体がアクセントとなり可愛い花である。アルカロイドを含み毒草、美人には毒があるということか。
利尻の名前がつくが、最近利尻島で見るのは難しいそうである。礼文ではトレッキングコース沿いに咲いているので簡単に見ることが出来る。