カラフトハナシノブ(樺太花忍 ハナシノブ科ハナシノブ属
絶滅危惧ⅠB類   

2004年6月4日 礼文島・礼文林道



2004年6月4日 礼文島・礼文林道
・和名の由来
樺太は産地、ハナシノブは葉の形がシダ植物のシノブに似ていて花が咲くことに由来する。

・花の特徴等
北海道にはハナシノブ属の花は品種を除き、本種とミヤマハナシノブ、エゾノハナシノブの3種類があるが、よく似ていて区別が難しい。本種は萼が1cm未満で1/2中裂するのに対し他の2種は萼が1cmを超へ2/3深裂するのが相違点のようである。
本種の亜種名laxiflorumは花をまばらにつけるの意味で花がまばらにつくことが特徴のようである。しかし、礼文島で見たものは、花序が短く花が密生しているものばかりでレブンハナシノブと呼ぶこともあるが、区別しない説もある。
と言う訳でカラフトハナシノブは見ていないことになるかもしれないが、海を背景に青紫の花を密につけ風に揺らいでいる様は風情があった。