ニョホウチドリ(女峰千鳥 ラン科ウチョウラン属)
準絶滅危惧

2014年7月14日 長野県

2023年7月10日 ニョホウチドリ群落 岐阜県

同上
・和名の由来
最初の発見地が女峰山であったことに由来する。

・花の特徴等
亜高山帯~高山帯の草地や岩壁に生える。葉は2~3枚つき披針形。花は一方に偏ってつき紅紫色、萼片は開出、側花弁は2枚が寄り添い開かない。唇弁は3裂し中裂片が更に2裂、基部が白色で赤紫色の斑紋がある。距はやや斜上する。
本種を見るためには山登りが必要で体力を要するが、1か所だけ、ある山岳道路を通る路線バスを途中下車して下って行くと、道路脇に本種が点在している場所がある。少し遠いが舗装道を下っていくだけなので簡単に見ることが出来るし、タカネビランジ等他の花も楽しめる。
今年(2023年7月10日)、ニョホウチドリの群落を見ることが出来た。花付きが良く、花色も濃いので見映えがする。ただ、オフロード車がないと標高差400mを登らなければならないこと、付近が熊の出没地であることが難点。