マメヅタラン(豆蔦蘭 ラン科マメヅタラン属
準絶滅危惧

2012年5月26日 愛知県



柘植の木全体に密生している。
2014年6月3日 東京都
・和名の由来
葉がシダ植物のマメヅタの葉に似ていることに由来する。

・花の特徴等
樹木や岩に着生する。茎は分枝しながら這って広がり、節々に倒卵形で厚く硬い葉をつける。葉腋から細い花茎を伸ばし、先端に淡黄色の花を1個つける。萼片は広披針形で側花弁より数倍以上大きい。唇弁には赤紫色の斑紋がある。その基部は蝶番になり動くそうであるが、確認したことはない。
同属のムギラン、クスクスラン、シコウラン等は偽球茎を作り、そこから1枚の葉や花茎を出すが、本種は偽球茎を作らない。


   
   
右上2つの花は正面を向いているが、他の二つはやや、横向き。このような花や下向きになっている花も見受けられた。唇弁に赤紫色の斑紋のない花もあった。