ヤンバルキヌラン(山原絹蘭 ラン科キヌラン属
準絶滅危惧
 

2020年3月2日 沖縄県



2017年3月5日 沖縄県
・和名の由来
沖縄北部の亜熱帯照葉樹林帯である山原に生えるキヌランがその由来。キヌは花茎や子房、萼片に見られる白い毛を絹に見立てたもの。

・花の特徴等
花茎にはその名の由来となった白色の軟毛が密生している。白い毛は子房や萼片にも生えている。花は極く小さい上、あまり開かず白色の唇弁だけが目立つ。唇弁は浅く2裂して裂片は丸い。イシガキキヌランとよく似ているが、唇弁の色が黄色なので区別は容易。
やんばるの林道を歩いていると、意外とランに出会えることが多い。今回も本種の他、ヒメトケンラン、ヤンバルヤツシロラン、ツツザキヤツシロラン等に出会えた。林道は風通しが良いので、ランも住みやすいのかもしれない。