タカネスミレ(高嶺菫 スミレ科スミレ属)
準絶滅危惧 

2000年7月3日 秋田駒ケ岳
・和名の由来
高山に生えることに由来する。

・花の特徴等
秋田駒ケ岳、岩手山等の高山帯砂礫地に生える。地下茎で増えるので大株になる。葉が光沢があり表側に強く巻くこと、花柱の上部に突起毛があるのが特徴。
自生地にはロープが張られているので、少し離れた場所かから見ることのなり、本種の一番の特徴である花柱上部の突起毛を確認したことがないのが残念。
北、中央アルプスに分布するクモマスミレ、八ヶ岳に分布するヤツガタケキスミレ、北海道に分布するエゾタカネスミレがあり、何れもよく似ているが、分布が違うので見違えることはない。
  
クモマスミレ(葉が無毛、光沢あり)    ヤツガタケキスミレ(葉が有毛、光沢なし)  エゾタカネスミレ(葉が有毛、光沢なし)