シナノコザクラ(信濃小桜 サクラソウ科サクラソウ属)
 準絶滅危惧

2008年5月11日 長野県南アルプススーパー林道



2008年5月11日 南アルプススーパー林道
・和名の由来
信濃に生える小形のサクラソウに由来する。

・花の特徴等
南アルプスの石灰岩岩場の隙間などに生える。イワザクラの変種で花も葉も区別がつかない程似ている。相違点はイワザクラの蒴果が長い円柱形なのに対し本種は短く曲がっていることのようだが、蒴果は両種とも見たことがない。ただ、分布が違うので同定は容易。
路線バスをトンネル手前で途中下車し、車道を下って行くと、探すまでもなく本種が石灰岩岩場に点々と咲いていた。
ある山岳誌の花の特集に本種が御坂山塊の十二が岳に自生すると出ていたが、確認するとコイワザクラだった。