ヤブミョウガラン(藪茗荷蘭 ラン科シュスラン属)
絶滅危惧ⅠA類
                                                                     
 
2015年4月8日 沖縄県


2018年4月3日 沖縄県
・名前の由来  
葉がヤブミョウガの葉に似ていることに由来する。

・花の特徴等  
茎は匍匐して先が立ち上がり、ヤブミョウガに似た4~6枚の葉を互生する。萼片は暗褐色、側花弁は黄褐色で先端が外側に反り返る傾向がある。唇弁は淡黄褐色、U字状で先端が細くなって下に反り返り、中央が盛り上がって蕊柱が乗る。
白い毛の生えた子房の先にミリ単位の花をつけ、草丈の比べると花が異常に小さい。花姿はランのようには見えないが、ルーペで見るとランであることが分かる。
石灰岩の林床に生える極めて稀なランで、ある人の案内で見ることが出来てラッキーだった。

 
 上の画像と花の進み具合の違いによるものと思われるが、
蕊柱のある場所の先端が棒状に伸び垂直に折れて先が
膨らんでいるものもある。膨らんでいるのは花粉塊でしょうか。