タブガワヤツシロラン(椨川八代蘭) ラン科オニノヤガラ属
絶滅危惧ⅠB類

 

2023年4月18日 鹿児島県


同上
・和名の由来
ヤツシロラン類で、発見地が椨川流域であることに由来する。

・花の特徴等
2015年に新種として発表された菌従属栄養植物のラン。低地照葉樹林のごく限られた場所に生える。萼片は合着し、先端がやや開き、側花弁は小さく花色は茶褐色。唇弁は広卵形で先端が徐々に細くなり下に垂れ、翡翠路の着色と中央に淡茶褐色の条がある。
花期が短く、自生数も少ない上に、花が落ち葉と同化し見つけるのが難しいので、余り期待はしていなかったが、1時間弱四つん這いになって探した結果、1株だけ見つけることが出来た。
今回が3度目のチャレンジ、自生地に至るまでのルートもかなりの難路だっただけに、1株だけでもこの結果には大満足だった。