サクラジマエビネ(桜島海老根) ラン科エビネ属
絶滅危惧ⅠA類

2023年5月11日 鹿児島県



・和名の由来
桜島で発見されたエビネ類に由来する。桜島では火山爆発により絶滅したらしい。

・花の特徴等
新しく展開した3~5枚の葉の間から花茎が伸び、上部に小さな花を多数つける。花色は萼片、側花弁が緑色、唇弁は黄色、蕊柱と距は白色。唇弁には3列の隆起条があり、先端で3裂、中裂片は半円形、距は短い。越冬葉は幅が狭く長いので、花がなくともそれと分かる。
宮崎県で自生地が見つかったとの情報はあったが、詳細不明で見るのは諦めていたが、親しくしている離島のガイドが発見し、その案内で見ることが出来た。
草丈の割には、花が極端に小さく、全体像を撮ると写り映えが良くない。