オオギミラン(大宜見蘭)   ラン科オオギミラン属  
絶滅危惧ⅠB類

2016年6月10日 沖縄県

 2016年6月10日 沖縄県
・和名の由来
産地の沖縄北部・大宜見村に由来する。別名のイナバランは西表島・稲葉集落に由来する。かっては、オオギミランとイナバランは別種と考えらていたようであるが、今は同一種と見做されている。

・花の特徴等  
一番の特徴はユニークな唇弁で、先端が2裂してY字形になり、基部から中央にかけて対になった糸状突起がある。花茎や萼片には荒い毛があり、萼片の内側は緑色で白色の網目状の斑紋がある。左の画像は唇弁が上にあるが、唇弁の向きは一定ではなく様々。
西表島西部で自生株を見つけ、3年間、花期に訪れたが、開花しなかっ た。4年目に沖縄北部でやっと開花している株にお目にかかれた。

      

   左の画像とは違う場所で見たオオギミラン。唇弁基部の毛状突起の数が多いこと、葉や唇弁の形が少し違うことから別種であると言っている人もいる。