オオキリシマエビネ(大霧島海老根)  ラン科エビネ属
  絶滅危惧ⅠB類

 2014年5月2日 東京都伊豆諸島
・和名の由来  
キリシマエビネに似てそれより大型である
ことに由来するが、別名のニオイエビネの方が名が通っている。花に強い芳香があることに由来する。

・花の特徴等  
葉が革質で光沢があること、唇弁の基部が黄色を帯びること、強い芳香があること等が他のエビネ属にない特徴で花数も多い。
御蔵島では絶滅に瀕したニオイエビネを保護するためエビネ公園を作り、島中のニオイエビネを集めて移植した。ゴールデンウィークの頃、沢山のニオイエビネの花が遊歩道を彩る。移植したものと思うと味気ない気もするが、遊歩道から遠く離れた株は昔から自生しているものと聞いた。
ガイド同行が義務付けられているトレッキングコースでも数は少ないものの自生のニオイエビネを見ることが出来る。