アコウネッタイラン(あこう熱帯蘭)  ラン科ネッタイラン属 
絶滅危惧ⅠB類
 
 2014年8月19日 鹿児島県  



2016年7月31日 沖縄県
・和名の由来  
熱帯蘭は属名のTropidiaの和訳に由来すると思われるが、あこうは不明。本種の自生する台湾に
阿猴(あこう)の地名があるので、それに由来するのかもしれない。

・花の特徴等  
低地の石灰岩地に生える。唇弁が上側、背萼片が下側にあり、通常のランとは逆になっている。他には唇弁にオレンジ色の模様があることと、側萼片が合着気味なのが特徴。ヤクシマネッタイランに似るが、花のつき方が総状花序ながら穂状気味に花がつくのが相違点。
ネッタイラン属は日本には本種の他、ヤクシマネッタイランとハチジョウネッタイランがあるが、いづれも花付きが悪く、蕾のまま終わってしまうことが多い。