クニガミシュスラン(国頭繻子蘭)  ラン科シュスラン属  
 絶滅危惧ⅠB類   

2020年11月26日 沖縄県


 
2014年
2月2日 沖縄県     
・和名の由来  
クニガミは沖縄北部の国頭村のこと。そこで発見されたシュスランに由来する。シュスは葉が繻子に似ることに由来する。

・花の特徴等  
淡紅色の萼片が可愛らしい。ツユクサシュスランと花、葉ともによく似ているが、本種の花は平開することが相違点だそうである。こんなことが種を分けるポイントになるのか、素人の私には分からないが、見た限りでは花の印象はツユクサシュスランとはかなり違うものだった。
本種は自生株を目にすることは珍しくはないが、花付きが悪く、花の咲いている株を見つけるのは難しい。今回も散々探したが、株は多々あれど花はなしだったが、数日前に見たという地元の方からの情報を得てやっと花を見ることが出来た。

 
上左がクニガミシュスラン、右がツユクサシュスラン。比較すれば、クニガミシュランの側萼片は平開しているし、側花弁もやや平開気味。
 
ツユクサシュスラン
2015年12月19日 西表島