サツマチドリ(薩摩千鳥)  ラン科ウチョウラン属
  絶滅危惧ⅠB類

2022年6月16日 鹿児島県 花色が淡紅紫色に見える。


同上 斑点が小さく淡いので白色に見える。


同上 斑点が大きく色も濃いので紅紫色に見える。


2016年6月16日 鹿児島県 植栽だが、最初に見たサツマチドリ















・和名の由来  
産地が薩摩の下甑島であることに由来する。

・花の特徴等 
ウチョウランの地域変種で鹿児島県下甑島固有。側萼片が唇弁の横幅より短く、横一文字に平開すること、唇弁に紅紫色の斑点があること、距が細く短いこと等がウチョウランとの相違点。
花色は白色だが、斑点の大きさによっては紅紫色に見えるものもある。
自生地は200m位の海沿いの断崖絶壁で、そこに行くためには、その絶壁を30mばかりトラバースしなければならない。ロープをフィックスし、スリングで我が身を確保したので滑落の心配はなかったが、目の眩むような高度感だった。
地元の方に案内してもらったが、案内なしではとても行けないような場所だった。案内人に感謝。

   
      サツマチドリ             ウチョウラン

 
 断崖絶壁ではない場所に1株だけサツマチドリが生えていた。