フジチドリ(富士千鳥) ラン科テガタチドリ属
  絶滅危惧ⅠB類
  
 2016年7月5日 静岡県
・和名の由来  
富士山で発見され、花姿を千鳥に見立てたことに由来する。

・花の特徴等  
ブナの樹幹に着生する。花茎は横に伸びた後、直立し、狭楕円形で先の尖った葉が一枚つく。花は淡い桃色を帯びた白色で片方に偏ってつき、萼片と側花弁は重なり合い、唇弁は3裂して中裂片は垂れ下がり、側裂片は小さい。
ある花の観察会で案内してもらった。苔むしたブナの倒木に着生、目線で見ることが出来、写真撮影にはこれ以上はない好条件。花をつけている株は1株だけだったが、翌年は3株に増えた。倒木から苔が剥がれないこと、盗掘に遭わないことを願うばかり。  

  

2015年7月5日 静岡県

2016年7月5日 静岡県