ヤクシマチドリを再び
 8月23~25日

昨年、屋久島の標高の高い登山道沿いでヤクシマチドリ(ラン科ツレサギソウ属 EN)を1株だけ見つけたが、花が終盤だった上に葉がなかったので、今年再チャレンジした。
登山口から約3時間登って、去年見た場所に辿り着いたが、ヤクシマチドリは影も形もなかった。ここより上部にもヤクシマチドリはあると聞いていたので、更に1時間近く登ったが、空振りに終わった。この先は植生が変わるので諦めて下山することにしたが、この後、幸運が待っていた。
ここで偶然出会った単独行登山者と花の話をしているうちに、今日、ヤクシマチドリを見たと画像を見せてもらった。まさしくヤクシマチドリだったので早速、場所を教えてもらい、対面を果たすことが出来た。この幸運に感謝。
ヤクシマチドリは3株あり、1株だけが花をつけていた。葉の縁が波打っていないのが気になったが、半葯が内側に湾曲していること、葉が濃緑色で光沢があること等の特徴は備えているので、ヤクシマチドリと同定して間違いない。ただ、花が終盤だったのが残念。1週間ばかり早く行くべきだった。

・ヤクシマチドリ
 

 

次の日は雨の予報だったが、幸運にも予報が外れ、雨に降られずに済んだ。この日は安房港13時30分発の高速船に乗る予定だったので花観察は半日だけ。
それでも4か所に寄り、タネガシマムヨウラン、タブガワムヨウラン、アワムヨウラン、ヤクシマミヤマウズラを観察した。

・タネガシマムヨウラン(ラン科タネガシマムヨウラン属
株数は多かったが、殆どが蕾で咲いている株は少なかった。それも咲き始めで見頃までには1週間以上はかかりそう。
 

・タブガワムヨウラン(ラン科ムヨウラン属)
2016年に新種として発表された。ムロトムヨウランに似るが、唇弁がより細いこと、蕊柱があまり湾曲しないこと、唇弁の先端が全縁であること等が相違点。久し振りの初見のランでうれしかった。
 

左がタブガワムヨウラン、右がムロトムヨウラン


・アワムヨウラン(ラン科ムヨウラン属 CR)
既に実になっている株ばかりだったが、1株だけ蕾の株があり、もう少しで咲きそうだった。