九州北部の絶滅危惧種2(観察日 7月27日)

宿を7時半頃出発、もう一度、ムカデランを観察してから樫原湿原に向かう。約1時間強で目的地に到着。
早速、湿原内の木道を1周して、サギソウ(ラン科サギソウ属NT)を探す。事前の問い合わせでは、今、見頃と聞いていたのに、見つからない。散々探して、仲間が1株だけ見つけた。ボランティアの人に聞くと、咲くのはこれからとのことだった。
続いて、イヌタヌキモ(タヌキモ科タヌキモ属NT)とヒメタヌキモ(同 NT)を探す。小さくて見つけ難かったが、ボランティアの情報もあり、木道から程近い場所で見つかった。
他にはヌマトラノオの大群落があったが、花は終わり、カワラナデシコは終盤と、咲いている花は、少なかった。端境期に当たるのかもしれない。
サギソウ-遊歩道から数メートル離れている場所に生えていていたので、最大150mmズームレンズで撮影。3裂する唇弁の側裂片が扇状に広がり、縁がフリル状に切れ込んでいて、上から見ると、その名の由来通り、シラサギが飛んでいるように見える。群落していると、シラサギが群れをなして飛んでいるように見えて、絵になるのだが、1株ではどうにもならない。
 
ヒメタヌキモ-水中を浮遊したり、水底の泥の中に固着する食虫植物。茎や葉に捕虫嚢を付け、動物プランクトンを吸い込み、栄養としている。花はクリーム色の唇形花で、下唇は広卵形、上唇は発達していない。上の花が裏側になっていて、短い距が見える。花はあまり咲かないそうなので、花を見れたのはラッキー。
 
イヌタヌキモ-ヒメタヌキモと同じ仲間であるが、花の形や、葉の形が違う。花色は黄色、上唇は中程から直立、下唇は半円状で、基部にある赤紫色の模様が目立つ。花だけに注目したため、水中の葉や捕虫嚢を撮らなかっのが残念。
 

樫原湿原からの距離140kmを高速を利用、所要時間2時間で次の目的地・平尾台到着。目的の花はノヒメユリ(ユリ科ユリ属VU)
茶ヶ床園地駐車場に車を置き、探し始める。直ぐに見つかると思っていたが、蕾や花の終わった株ばかりで、花の咲いている株が見つからない。炎天下の草原を、汗びっしょりになって探すも、見つからない。1時間以上探して、1輪だけ咲いている株が見つかった。
ノヒメユリ-花色は朱赤色、花被片が強く反り返り、下向きに咲く。日本産では一番小さなユリだが、花が鮮やかなので、よく目立つ。
 

その後、北九州市内のスーパー銭湯で一浴、さっぱりしてから帰途についた。
今回の花観察は、花がなかなか見つからなかったりとか、有っても株数が少く、がっかりしたこともあったが、予定していた8種の絶滅危惧種の花の全てに会えて、満足している。