小笠原・父島のラン(観察日 8月19~21日)

19日午後の船便で、母島から父島に移動、この日は父島で宿泊。
翌日、先ず、アサヒエビネの自生地へ。そこには、8連の立派なアサヒエビネが生えていたが、3株は蕾、5株は花序の下部だけ開花していた。咲き始めのためか、花色は淡黄色と言うより黄緑色だった。。
野生のアサヒエビネを見るのは初めてなので、うれしかった。
野生のアサヒエビネ(エビネ属VU)-小笠原固有種。萼片、側花弁は開出し、強く反り返る。唇弁は丁字形に3裂、中裂片も3裂する。短い距がある。
 
 
 
その後、車で移動して、旭山登山口近くにあるアサヒエビネ植栽地へ。ここの方が株数も多く、開花も若干早いようだ。
 
最後に、トサカメオトラン(トサカメオトラン属EN)の自生地へ。数年前に発見され、株数も増えていると聞いた。花は終わっていたが、1株だけ見頃の花をつけている株があった。
生えている場所は、遊歩道沿いなので、昔からあったとは思えない。数年前に発見されたと言うことは、人為的に持ち込まれた可能性もあるのかもしれない。
小笠原でトサカメオトランに会えるとは、思ってもいなかったので、びっくりしている。
小笠原で外来種と言われているランに、コクラン(クモキリソウ属)がある。30年前に、父島で初めて見つけられたが、今では、父島や母島でも登山道沿いに群落している。トサカメオトランも何年か先には、同じようになるのだろうか。
トサカメオトラン(トサカメオトラン属EN)-名前も変わっていれば、花の付き方も変わっている。花茎が直立し、途中で弧を描いて下垂し、先端に白い花を密に付ける。しかも結実すると直立する。
 
今回の小笠原花観察は天候に恵まれて、フルに活動できた。それに花期が微妙に異なる4種類の小笠原固有種のランを、全て見ることが出来てラッキーだった。この時期に合わせて、計画を立ててくれた花友に感謝。